macOSのスクリーンショットのカラープロファイルはDisplay P3なので、そのまま送ってはいけない

macOSのスクリーンショットはDisplay P3

macOSでスクリーンショットを撮影すると、画像のカラープロファイルはDisplay P3になります。

Display P3は一般的なsRGBよりも広い色域を持つカラースペースです。

そのため、MacやiPhoneなどの対応デバイスでは、より鮮やかに表示されます。

しかし、この仕様が原因で問題が発生します。

Display P3のまま送ると何が起きるのか

Display P3の画像をそのまま送信・共有すると、環境によって見た目が変わります。

  • Windows環境だと明るく or 暗く見える
  • 一部アプリだと明るく or 暗く見える (例: Affinity Photo)

例えば、Macで撮影したスクリーンショットは鮮やかな青に見えていても、Windowsでは明るく or 暗く見えることがあります。

Macで撮影したスクリーンショットは鮮やかな青に見えていても、Windowsでは明るく or 暗く見える

これは、Display P3に対応していない環境では正しく色が再現されないためです。

Webや業務での実害

この問題は見た目の違いだけではなく、実務にも影響します。

  • デザイナーとエンジニアで色認識がズレる
  • レビューで「色が違う」と指摘される
  • バグ報告のスクショが正しく伝わらない
  • UIの比較検証ができない

問題の対処法

問題の対処法は3つ存在します。

いずれも画像をsRGBに変換することで解決します。

対処法1 プレビューで変換

macOSの標準機能のプレビューを使用すれば以下の手順でsRGBに変換できます。

  1. 画像を開く
  2. ツール → プロファイルを割り当てる…
  3. プロファイルを「sRGB IEC61966-2.1」に変更
  4. OKを押す

対処法2 ターミナルで変換

以下のコマンドでプロファイルをsRGBに変換できます。

ShellScript
sips -m /System/Library/ColorSync/Profiles/sRGB\ Profile.icc input.png --out output.png

対処法3 pngquantで変換

pngquantとはPNG画像を高品質のまま軽量化できる圧縮ツールです。

pngquantを使用するとファイルサイズの削減とプロファイルのsRGBへの変更ができるので、私はmacOSのスクリーンショットにはpngquantを使用することが多いです。

https://pngquant.org