Reactのバージョンをpackage.jsonなどで確認するのは間違い

Reactのバージョンはpackage.jsonに書かれていない

Reactを使ったプロジェクトを開発する際に、使用しているReactのバージョンを確認したいことがあります。

特定のバージョンに依存する機能やバグ修正がある場合、バージョン情報は役立ちます。

たまにReactのバージョンをpackage.jsonで確認してしまう方がいます。

package.jsonを見ると「"react": "^18.2.0",」と書かれていますが、これは実際に使用しているReactのバージョンとは限らないので、注意が必要です。

Reactのバージョンをコマンドで確認する方法

ターミナルのコマンドでReactのバージョンを確認する際は「npm ls react --depth=0」のコマンドを実行すれば確認できます。

ShellScript
npm ls react --depth=0

「npm ls react」だけだと依存している「deduped」のReactのバージョンも表示されるので、「--depth=0」も付けたほうが良いです。

ちなみに「npm show react version」だとローカル環境のReactのバージョンは確認できません。

Reactのバージョンをコードから確認する方法

Reactをimportしていれば、React.versionでバージョンを取得できます。

TSX
import React from 'react'
console.log(React.version) // 18.3.0

ただし、Reactのバージョンはターミナルからコマンドで取得できるので、コードからバージョンを取得したいケースはほとんどないです。