
Photoshopは月額2180円?980円?
問題です。Adobe Creative CloudでPhotoshopは月額いくらで使用できるか?
これは2180円と答える人と980円と答える人がいる。
「980円は学生・教育員向けの価格」だと思っている方も多いと思うが半分正解で半分間違えである。
Photoshopには2プランある
Photoshopには「月額2180円の単体プラン」と「月額980円のフォトプラン」がある。そのため同じPhotoshopでもプランによって月額料金が2倍違ってしまうのだ。
2プランの違いは何か
どちらのプランも最新のPhotoshopが機能制限なしで使用できる。
ではなぜ料金が違うのか?それは利用できるサービスが違うからだ。以下に両プランの主な違いを表にしてみた。
フォトプラン | 単体プラン | |
---|---|---|
通常料金 | 月額980円 | 月額2180円 |
学生・教育員 | 月額980円 | 月額980円 |
オンライン ストレージ | 20GB | 100GB |
Typekit フォント | ☓ | ○ |
Creative Cloud マーケット | ☓ | ○ |
Lightroom CC | ○ | ☓ |
ご覧の通り料金が2倍高い単体プランのほうが利用できるサービスは多くなっている。
フォトプランの方だけLightroomが使用可能になっているが、Photoshopがあれば済むことが多くあるため、あまりアドバンテージがない。
学生・教育員の料金はフォトプランと単体プランのどちらも月額980円なので利用できるサービスが多い単体プランを利用したほうがお得である。
上記の結果からオンラインストレージ20GB以上、Typekit、Creative Cloudマーケットを使用しない場合は月額980円フォトプランを使用したほうがお得ということになる。
単体プランの利用者が多い理由
Photoshopを使用するだけであれば単体プランよりもフォトプランを使用したほうが安いということはわかったが、そもそもなぜ月額2180円の高いプランを使用している人が一定数いるのか最初疑問に感じていた。
だが最近になって「単体プラン」という名称からAdobeのソフトを単体で使用する場合はこのプランを選択しなければならないという勘違いをしている人が多いことがわかった。
Illustratorなどであれば確かに「単体プラン」を選ぶしか選択肢はないのだがPhotoshopの場合はフォトプランを選ぶという選択肢があるため、単体で使用するからと言って「単体プラン」を選ぶ必要はないのだ。
もしもCreative CloudのPhotoshopを使用していて、「Photoshopしか」使用していないのに単体プランで利用している場合は今すぐプランを見直したほうが良いだろう。
月額2180円が980円になり、大幅なコスト削減になる。
プランを変更するにはAdobe IDにログイン後、「プランを管理」から変更可能だ。
2022年8月追記
2022年8月現在の料金は以下の通りです。
フォトプラン | 単体プラン |
---|---|
月額 1,078円 | 月額 2,728円 |

物価高の影響などにより今後も変わる可能性があるため、最新の料金は公式サイトのプラン比較表をご確認ください。