リアルタイムフィッシング対策機能とは
2024年3月14日にChromeに追加された、リアルタイムでフィッシングとマルウェアを防ぐ新機能です。
いままでもChromeにはセーフブラウジング機能があったので、フィッシングやマルウェアのWebサイトにアクセスしようとすると警告画面が表示されていました。
しかし、URLリストと照合して一致しないと警告画面が表示されない問題がありました。
リアルタイムフィッシング対策機能は30~60分ごとにURLリストを更新および照合するため、従来よりも多くのフィッシングやマルウェアを防ぐことができます。
リアルタイムフィッシング対策機能が使えるChromeのバージョンは122.0.6261.129以降なので、これより古いChromeの場合は事前にアップデートしてください。
リアルタイムフィッシング対策機能の設定方法
Chromeのリアルタイムフィッシング対策機能はデフォルトでは無効になっているため、手動で有効にする必要があります。
まず、Chromeを開いたらアドレスバーに以下のURLを貼り付けてセキュリティ画面に遷移します。
chrome://settings/security
セキュリティ画面に遷移したら、「保護強化機能」をクリックして有効にします。
※ リアルタイムフィッシング対策機能という名前ではないので注意
これで保護強化機能(リアルタイムフィッシング対策機能)の設定は完了です。
最近のフィッシング詐欺やマルウェアは巧妙化しており、Chromeの「標準保護機能」では防げないケースが増えてきています。
被害の予防のために、「保護強化機能(リアルタイムフィッシング対策機能)」を有効にすることを強くオススメします。