
目次
厚生労働省を語る中国の迷惑電話
今月から厚生労働省を語る迷惑電話が相次いでいる。
内容は日本語で「こんにちは、厚生労働省からのお知らせです」とアナウンスがあったあと、中国で「ニーハオ、〜」とアナウンスが行われるものです。
当然のことながら、厚生労働省がいきなり電話をかけてきて要件を言わず、日本語のあとに中国語のアナウンスを流すことはありえません。
この電話は情報収集のための詐欺の電話の可能性が高いです。
以下の情報を収集して情報を売買するため、ランダムに日本の携帯電話番号に電話をしていると考えられるので、かかってきても絶対に話さず、すぐに通話を終了してブロックしてください。
- 電話番号が使用されているかの確認
- 非通知着信拒否設定の確認
- 話し声からの性別確認
- 話し声からの大まかな年齢確認
- 使用言語からの国籍確認
※ 「もしもし」なら日本人、「ウェイ」なら中国人と推定可能です
また、これ以外にも厚生労働省を名乗る者から、民間事業主に、「パワハラなどハラスメント防止の推進企業の認定制度がある。来社して説明させてほしい」と電話が入る事案なども発生しているので注意が必要です。
厚生労働省職員や機関を装った不審な電話・メールにご注意ください。
Androidで迷惑な電話番号をブロックする方法
通話履歴から電話番号部分を長押しすると「ブロックして迷惑電話として報告」が表示されるので、こちらを選択するとブロックされます。
ブロック後は通話だけでなくテキストメッセージも拒否されます。

Androidで非通知の電話を拒否する方法
AndroidはiPhoneと違って公衆電話および不明な発信者からの着信をブロックする機能があります。
設定するには通話の設定から「ブロック中の電話番号」を選択して、ブロックした番号の以下の2つの設定を有効にします。
- 公衆電話からの着信をブロック
- 不明な発信者からの着信をブロック

※ 設定画面の表示内容はAndroidのバージョンや端末によって異なる場合があります。

このようにすることで詐欺の迷惑電話がかかってくる可能性を大幅に減らせます。
iPhoneの場合はdocomo, au, softbankなどのキャリアが提供している「着信拒否サービス」を使用すれば同様のことができます。
Androidで国際電話を拒否する方法
前述の詐欺師からの電話番号は「+187795975554」のように海外からの国際電話になっています。

電話番号が非通知ではないので前述の方法だけでは電話がかかってきます。
電話番号が先頭が「+1」だと国コードがアメリカかカナダなので、あなたにアメリカかカナダから電話が来る相手がいなければ、それは詐欺の迷惑電話である可能性があります。
※ 日本の国コードは「+81」
特定の国コードの電話番号からの着信を拒否したい場合は専用のアプリをインストールすれば拒否できるようになります。
AndroidではCalls Blacklistというアプリが人気で、その使用方法は次のとおりです。
Calls Blacklistの導入手順
1. Google PlayからCalls Blacklistをインストールします。
2. Calls Blacklistを起動すると、初回だけ「Calls Blacklist をデフォルトの発信者番号/迷惑電話アプリとして設定しますか?」と表示されるので「Calls Blacklist」を選択して「デフォルトに設定」を押します。

3. Calls Blacklistのブラックリストに遷移して右下の+をタップして拒否する電話番号を追加します。

アメリカおよびカナダの国コードである「+1」と中国の国コードの「+86」の先頭番号として追加すれば、大半の迷惑電話を拒否できます。

特定の国際電話番号だけは着信したい場合は、ブラックリストの右上の3点リーダーをタップして、ホワイトリストを選択し、番号を追加することで着信が可能になります。
この記事で説明した方法を用いれば、大部分の海外および国内からの迷惑電話を拒否できますので、ぜひ試してみてください。