VS CodeのPlaywright拡張機能のTESTINGが使用不可になる原因

TESTINGが使用不可になる原因

Playwrightを使用している場合は、VS CodeやCursorを使用している人であればPlaywright Test for VSCodeの拡張機能をインストールしている人が多いです。

Playwright Test for VSCodeを使えばPlaywrightの実行やブラウザの変更などが簡単にできます。

Playwright Test for VSCode

TESTINGが使用不可になることがある

たまに利用者の中に使用不可になったと報告されるケースがあります。

使用不可になるのは以下の3パターンのいずれかが原因のことがほとんどです。

1. playwright.config.tsが選択されていない

TESTINGのTEST EXPLORERに「No tests have been found in this workspace yet.」と表示される場合はplaywright.config.ts (playwright.config.js) が選択されていないことが原因です。

VS CodeのPlaywright拡張機能のTESTINGが使用不可になる原因

VS Codeのコマンドパレット (View → Command Palette)で「Toggle Playwright Configs」で検索すればPlaywrightの設定ファイルを選択する画面が表示されます。

2. テストディレクトリが正しくない

テストディレクトリは playwright.config.ts の testDir で指定されていますが、./test になっていたり、ディレクトリ名がtestsを指定しているのに違う名前だと動作しません。

playwright.config.ts
export default defineConfig({
  testDir: './tests',
  // 中略
});

3. バージョンが古い

VS Code、Playwright Test for VSCode、Playwrightのいずれかのバージョンが古いことでTESTINGが使用不可になるケースもあります。

特に理由がなければバージョンが古い場合は最新バージョンにアップデートしてください。

Playwright本体は以下のコマンドでアップデートできます。

# Playwrightのアップデートコマンド
npx playwright install

# 依存パッケージ自体を最新に更新したい場合
npm install @playwright/test@latest