
Exifとは
Exif (エグジフ)とは、Exchangeable image file format (交換可能画像ファイル形式)の略で、主にデジタルカメラやスマートフォンで撮影された画像ファイルに埋め込まれる「撮影時の位置情報や撮影日時などの情報」のことを指します。
note、はてなブログ、アメブロ、大手SNSなどであれば画像をアップロードした際に位置情報や撮影日時などのExif情報は自動で削除されます。
しかし、WordPressではアップロードした画像のExif情報は自動では削除されません。
位置情報や撮影日時を含む画像をアップロードしてしまうと、いつ、どこで撮影した写真なのかを把握されてしまいます。
たまにWordPressはデフォルトの設定でExif情報を削除していると誤解されているケースがありますが、それはブログに表示されているものとは別に、オリジナルの画像が別途サーバー上に保存されていることを知らないことによる誤解です。
例えば以下のブログの場合は、ブログのWebページではwebp形式で画面上に表示されていますが、これとは別にオリジナルの画像がサーバー上に保存されており、そちらの画像にはExif情報が残っています。
ブログに掲載されている画像(Exifなし)
https://es.rikkyojogakuin.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2025/03/IMG_0502-scaled.jpeg.webp
オリジナルの画像(Exifあり)
https://es.rikkyojogakuin.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2025/03/IMG_0502.jpeg
WordPressの画像のExifを自動削除するプラグイン
WordPressでExifを自動削除するプラグイン (Remove Exif) をインストールすれば、画像アップロード時にExif情報が削除されて、画像から位置情報や撮影日時などが漏洩することがなくなります。
やり方は以下のリンクをクリックして、解凍したプラグインをWordPressの「/wp-content/plugins」にアップロードしたあと、WordPressのインストール済みのプラグインから「有効」に変更するだけです。

WordPressでExifを自動削除するプラグイン (Remove Exif) のphpファイルを開くと、以下のようにImagickまたはGDのライブラリで画像がアップロードされたらExif情報を削除するという軽い処理になっています。
<?php
/*
Plugin Name: Remove Exif
Description: アップロード時に画像のExif情報を削除するプラグイン
Version: 1.0
Author: Kenji Iwabe
*/
add_filter('wp_handle_upload', 'remove_exif_on_upload');
function remove_exif_on_upload($file) {
$image_mime_types = ['image/jpeg', 'image/png'];
if (!in_array($file['type'], $image_mime_types)) {
return $file;
}
if (class_exists('Imagick')) {
try {
$img = new Imagick($file['file']);
$img->stripImage();
$img->writeImage($file['file']);
$img->clear();
$img->destroy();
} catch (Exception $e) {
error_log('Exif削除エラー: ' . $e->getMessage());
}
} else {
$gd_image = imagecreatefromjpeg($file['file']);
if ($gd_image !== false) {
imagejpeg($gd_image, $file['file'], 100);
imagedestroy($gd_image);
}
}
return $file;
}
EWWW Image OptimizerプラグインでExif情報を削除するよう説明している記事もありますが、Exif情報を削除するだけのためにEWWW Image Optimizerプラグインを使うのは処理が重いですし、定期的にアップデートもしないといけないのでオススメしません。