ChatGPTのカスタム指示機能とは
ChatGPTのカスタム指示機能(Custom instructions)は2023年7月20日(米国時間)に追加されたChatGPTの新機能で、回答の条件を事前に設定できます。
※ 新機能の使用にはChatGPT PLUS（有料版）への加入が必要となります。
例えば、これまでChatGPTに条件を付けて回答してもらうためには、以下のように書く必要がありました。
HTMLのbrタグについて説明してください ・私は小学生なので難しい漢字は苦手です ・100文字以内で返してください ・関西弁で返してください
ChatGPTのカスタム指示機能を使用すると、事前に回答の条件を設定でき、その結果「HTMLのbrタグについて説明してください」といった問いかけだけで同じような回答を得ることができます。
カスタム指示機能を使用中であれば、「Custom instructions: On」と表示されます。
カスタム指示機能(Custom instructions)の使い方
まず、ChatGPTのSettingsからBeta featuresを選択して、Custom instructionsをオンにします。
次に画面左下の三点リーダー(…)を押して、Custom instructionsを選択します。
するとCustom instructionsの入力画面が表示されるので、左下のEnabled for new chatsをオンにして必要事項を入力してSaveします。
「What would you like ChatGPT to know about you to provide better responses?」は「より良い回答を提供するために、ChatGPTに何を知ってもらいたいですか？」と書かれており、事前にChatGPTに知っておいてほしいことを書きます。
記入例
- 住んでいる場所
- あなたの職業
- あなたの趣味
- あなたの好きなこと
- あなたの目標
- etc.
今回の例では「私は小学生なので難しい漢字は苦手です」と入力して、回答に難しい漢字が使用されないようにしてみました。
「How would you like ChatGPT to respond?」は「ChatGPTにどのように対応してほしいですか？」と書かれており、今回の例では以下のように入力しました。
・100文字以内で返してください ・関西弁で返してください
上記の情報を保存した状態でChatGPTに質問を投げると、Custom instructionsで設定した内容に基づいた回答が得られます。
もし、あなたが私と同じく「Webサイトを制作するフロントエンドエンジニア」だとしたら、Custom instructionsにそのことを設定しておけば、ほしい回答を得られやすくなるでしょう。
