Chrome 73のLogpointsでJavaScriptのコード内のconsole.logが激減

Chrome 73のLogpointsとは

2019年3月13日にデベロッパーツールに追加されたJavaScript内にconsole.logを入れてConsoleで表示する機能。

今までは例えば以下のようなコードでa,bの変数を調べるにはデベロッパーツールのwatchを使用するかコード内にconsole.logを記述するしかなかった。

const a = Math.flooor(Math.random() * 3);
const b = Math.flooor(Math.random() * 3);
const x = a + b;

しかしChrome 73からはSources=>PagesのJSファイルの行番号を右クリックしてLogpointsを選択して変数名を追加すればconsole.logを追加したのと同じようにChromeのConsoleが確認できるようになる。

変数を追加するときは{a}のように{}で囲むことが推奨されている。
Chrome 73のLogpointsは変数を追加するときは{a}のように{}で囲むことが推奨されている

Chrome 73のLogpointsは変数を追加するときは{a}のように{}で囲む 表示結果

Logpointsを追加した部分は行番号がオレンジ色になる。クリックでLogpointsの削除、Shift + クリックで無効化となる。

Logpoints追加時の注意点

Logpoints追加時に変数名だけをそのまま追加すると変数の値だけがConsoleに表示されるため、複数あると何の変数の値だかわからなくなってしまう。
Chrome 73 Logpoints追加時の注意点1

Chrome 73 Logpoints追加時の注意点 Console結果

そのため先に述べたとおり変数を追加するときは{a}のように{}で囲ったほうが良い。