生成AIでWebサイトを制作できるv0 by Vercelの使い方と注意点

v0 by Vercelとは

v0 by Vercelは生成AIでWebサイトのUIなどを作成してくれるサービスです。

例えば「HTML,CSS,JavaScriptの技術情報サイトのトップページ」と入力して送信すれば、そのようなWebページのコードを生成AIで3パターンのコードを作成してくれます。

書き出されるのはReact or HTMLのコードでCSSとJavaScriptのコードは書き出されません。

※ CSSはTailwind CSSShadcn UIが使用されています。

生成AIでWebサイトを制作できるv0 by Vercelの使い方と注意点

https://v0.dev/t/3pKxZJD8alZ

型が抜けていることがある

書き出されるTypeScriptのコードは型に漏れがあって「npm run build」実行時にエラーが発生することがあります。

例えば前述のコードはpropsの型が未定義なので、以下のように追記が必要です。

type SVGIconProps = React.SVGProps<SVGSVGElement>;

function PlaneIcon(props: SVGIconProps) {
  return (
    <svg
      {...props}
      xmlns="http://www.w3.org/2000/svg"
      width="24"
      height="24"
      viewBox="0 0 24 24"
      fill="none"
      stroke="currentColor"
      strokeWidth="2"
      strokeLinecap="round"
      strokeLinejoin="round"
    >
      <path d="M17.8 19.2 16 11l3.5-3.5C21 6 21.5 4 21 3c-1-.5-3 0-4.5 1.5L13 8 4.8 6.2c-.5-.1-.9.1-1.1.5l-.3.5c-.2.5-.1 1 .3 1.3L9 12l-2 3H4l-1 1 3 2 2 3 1-1v-3l3-2 3.5 5.3c.3.4.8.5 1.3.3l.5-.2c.4-.3.6-.7.5-1.2z" />
    </svg>
  )
}

WebページのURLから生成も可能

WebページのURLを貼って、「このWebページのようなヘッダーを作成して」と入力すると、リンク先のWebページを元にコードを生成します。

Create a header like this web page.
https://www.cyberagent.co.jp/

https://v0.dev/t/BG3LjKQrJBP

画像のデザインから生成も可能

例えばFigmaで下図のようなデザインを作成して画像をv0にアップロードすると、画像を解析してコードを書き出してくれます。

iwb.jp Inc.

https://v0.dev/r/gOqnbZVGKBR

Vercelを使用してサーバーに簡単反映

v0 by VercelなのでVercelとの相性が良いです。

例として最初に作成した https://v0.dev/t/3pKxZJD8alZ をVercelに反映させます。

Next.jsの環境を整えたら、以下のコマンドでv0の初期化と作成したコンポーネントをインストールします。

npx v0@latest init
npx v0 add 3pKxZJD8alZ

コンポーネントの名前はExampleにしましたので、これをpage.tsxでimportして、Vercelに反映させれば完了です。

import { Example } from "../components/example"

export default function Home() {
  return (
    <main>
      <Example />
    </main>
  )
}

※ Webページの背景色がグレーなのはデフォルトのCSS(globals.css)の影響です。

https://nextjs-if55-git-main-iwbjp.vercel.app/