3000円超えのパンケーキを食べる経済感覚
2019年10月19日放送の「出没!アド街ック天国」でホテルニューオータニ内にあるSATSUKIというレストランで菅官房長官がおやつに3000円超えのパンケーキを食べていると放送されていた。
この放送内容を見たれいわ新選組の渡辺てる子氏がTwitterで以下のようなツイートをした。
赤坂見附の紹介番組を見た。そこのパンケーキの店が菅官房長官の行きつけなんだそうだ。いつも食すのが「3000円超えのパンケーキ」。宴会のコース料金でもなければ、食事の料金でもない。つまり「おやつ」だ。おやつに毎度3000円・・・。
かの政府の閣僚たちの一人の経済感覚のほどが知れる。— 渡辺てる子 💐派遣労働16年💐シンママ40年💐家族介護 (@teruchanhaken) October 19, 2019
おやつに3000円超えのパンケーキを食べるなんて政府の閣僚たちの一人の経済感覚はどうなっているんだ!
そもそも内閣官房長官は内閣法に基づき内閣に置かれる内閣官房の長であり内閣総理大臣の右腕ではないか!
きっと独裁者の安倍晋三は国民が生活に苦しんでいるのにも関わらず、毎月どころか毎日このような贅沢なものを食べているに違いない!
つまり、すべてはアベが悪い!
…とわけのわからない頭の悪い発言をする人が世の中にはいる。
ホテルニューオータニへの行き方
私用で永田町に行く機会があったので、ホテルニューオータニのパンケーキを食べに行ってみた。
この日は即位礼正殿の儀が行われる日だったため、ニューオータニ周辺では外ナンバーの車や海外の要人を見かけることが多かった。
永田町駅下車の場合は5番出口から弁慶橋に向かい、弁慶橋を渡れば最短距離で行ける。
ほかにも地下から東京ガーデンテラス紀尾井町を経由して行くルートもあるが、初めてだと迷う可能性が高いのでおすすめできない。
あと弁慶橋を渡って目の前に見えるのは「ホテルニューオータニ」ではなく「ニューオータニ ガーデンコート」という商業施設で、ホテルはニューオータニ ガーデンコート6階連絡通路を渡った先にあるので注意。
余談だがホテルニューオータニと自民党本部は600mくらいしか離れておらず、徒歩9分程で着く。
レストラン SATSUKI
3000円超えのパンケーキは正確には2800円+消費税で税込3080円。さらにサービス料が10%加算されるので総額は3388円となっている。
正式名称は「ホテルニューオータニ特製 パンケーキ」
ホテルニューオータニ ザ・メイン2階のレストラン SATSUKIで提供されている。
特製パンケーキに付属するデザートの内容は季節によって変更されており、秋だと「マロン」になっている。
レストラン SATSUKIの公式サイトには下記のように説明書きがあった。
イタリア産リコッタが入ったふわふわの「ニューオータニ特製パンケーキ」と、愛され続けるホットケーキが進化した「クラシックシリアルホットケーキ」。 ヘルシーなアーモンドミルクを使った2つのデザートをご賞味ください。
ちなみにホテルニューオータニ内のレストラン SATSUKIの昼の営業時間は11時から17時までとなっており、「ホテルニューオータニ特製 パンケーキ」が提供されているのは昼のみなので朝や夜に来ても食べることはできない。
パンケーキ付属のメープルシロップ
菅官房長官のパンケーキの横に置かれているものはメープルシロップだということはパンケーキを食べたことがあるのでわかるのだが、なぜ3つあるのかがわからなかった。
しかし、実際にパンケーキを注文して運ばれてくるものを見て理解できた。メープルシロップは甘みと香りが異なる3種類が用意されていた。
メープルシロップはカナダのデカセール製でダーク、アンバー、ゴールデンの3種類。色が濃いものほど甘みと香りが強い。
パンケーキを注文するとメープルシロップが先にテーブルに置かれる。周りにはテーブルにメープルシロップが置かれている30代から40代の男性がたくさんいた。
逆にスイーツが大好きな若い女性の姿はまったく見当たらなかった。SNSでも結構話題になっていたが、やはり価格が高すぎるようだ。
パンケーキはおやつではない
「パンケーキをおやつに〜」のような情報が多いのでランチのデザートとして注文する人もいそうだが、ホテルニューオータニ特製 パンケーキは見た目よりもボリュームが結構ある。
一般的な男性でもデザートとして1人で食べきれる量ではないため、ランチで食べる場合はメインとして注文したほうが良いだろう。
ホテルニューオータニ パンケーキの感想
注文から15分後、パンケーキが到着。
パンケーキに付属するデザートは季節によって変わっていて秋はマロンになっている。渋皮栗、マロンクリーム、マロンマカロンとマロンづくし。
クリーム部分はモンブラン…と思いきや、中には「つぶあん」が入っていて洋風と見せかけて和風テイスト。
リコッタチーズを使いふわふわに仕上げているパンケーキはとにかくやわらかく、ナイフにほとんど力を入れなくてもスッと切れる。食感はスフレを食べているかのようなやわらかさだ。
食べたあとは胃の中でふくらんでいるのではというくらい満腹感と幸福感に満たされる。
パンケーキの半分のクリームのかかった部分を食べてからメープルシロップを投入。3種類食べ比べて見たが、さっぱりした甘さの「ゴールデン」がこのパンケーキとの相性が良いように思える。
写真でお見せできないのが残念だが、完食後の私の表情はまさにこんな感じになっていた。
総額3388円のパンケーキはさすがに最初は高すぎると思ったが、たまに食べる程度であれば十分に満足できる価値のあるパンケーキだと心から思えた。
私の人生で食べた中で一番おいしいパンケーキであることは間違いない。