Xで #PR のハッシュタグを付けても表示されないことがあるので注意が必要

広告やプロモーションなら #PR のハッシュタグが必要

「#PR」というハッシュタグは、主にインフルエンサーマーケティングにおいて使用されます。

これは、企業やブランドとのタイアップ、つまり広告やプロモーションの一環として行われる投稿であることを示すために使われます。

最近の例でいうとディズニーの「ウィッシュ」という作品がプロモーションの一環として声優、タレント、YouTuberなどを招待していました。

どうやらXで以下のハッシュタグを付けてポストするという契約がされていたようです。

#PR #ウィッシュ #ウィッシュこの願いを届けよう

そのため、#PR #ウィッシュ #ウィッシュこの願いを届けよう のハッシュタグで検索すると、ウィッシュのプロモーション目的のポストが大量に検出されます。

#PR のハッシュタグが最後にあると表示されない

Xはテキストが長いと途中で「さらに表示」というリンクを追加して、テキストの後半部分を省略することがあります。

例えば石原夏織さんの公式Xアカウントだとポストが長文でハッシュタグを最後のほうに書いているため、「#PR」がXの検索結果一覧や埋め込み表示だと表示されません。

この現象は長文のポストが可能な有料アカウントやポストで改行を多用する文章だと発生しやすいです。

またパソコンでの表示よりも画面幅の狭いスマートフォンでの表示のほうがテキストが省略されて「さらに表示」が表示されやすくなっています。

ハッシュタグは文章の最初に書けばテキストが省略されてが表示されなくなることを確実に回避できます。

景品表示法違反や契約違反になる可能性もある

2023年10月1日からの景品表示法では広告(プロモーション)であるにも関わらず、それを隠すことはいわゆる「ステルスマーケティング」であると明確に法律で規定されています。

事業者とプロモーションの投稿に関する契約の場合は、必ず #PR などのハッシュタグを見えやすい位置に記載するように書かれていることが多いです。

また、事業者との契約内容によってはハッシュタグは検索結果一覧や埋め込み表示でも表示されるにするよう明記されている場合もあります。

その場合は意図せずに契約違反となってしまう可能性もあるため、プロモーション目的のポストの場合は注意が必要です。