第1話のソースコードに違和感
昨夜結城友奈は勇者であるという深夜アニメを視聴したのだが劇中で勇者部部員の東郷美森が勇者部のサイトを携帯からもアクセスできるようにモバイル版も作りますと言ってサイト制作を行う場面がある。
彼女は半日もたたないうちに作り上げてしまうのだがサイト完成後に表示される背景のソースコードに私は違和感を覚えた。
まず読み込んでいるjQueryのバージョンが1.4であることだ。jQuery 1.4がリリースされたのは2010年なので最近制作されたサイトであればバージョン1.11以上または2.1以上が使用されるはずなのである。
ちなみに公式サイトではバージョン2.1.1が使用されている。サイト内を右クリックしてページのソースを表示を選択すると2.1.1/jquery.min.jsが記述されているのが見て取れる。
jQuery 1.4が使用されている理由
jQuery 1.4が使用されている理由は以下の2つが考えられる。
- この作品の舞台設定が2010年ごろである
- どこかのサイトのソースコードをコピーして引用している
この作品に関しては舞台が2010年であるという設定がないため後者のどこかのサイトのソースコードをコピーして引用しているが理由として考えられる。(舞台は神世紀300年)
ではどこかのサイトとはどこか?サイト制作完了後の次の場面にあまりの制作スピードの速さに他の部員が驚いているシーンがあるのだがこのときにbodyタグ内のソースコードの一部が背景に表示される。
このときbodyタグのすぐ近くに<h1>JavaScript ~と書かれているのだが通常bodyタグ直下のh1タグ内には通常はそのサイトのタイトル(例:勇者部公式サイト)が入るためJavaScript ~と書かれているのはおかしい。
さらに冒頭の背景にはcontent="A Chrome Experiment to ???? ??????rks over Londonと記述されている部分があるがこれはサイトの説明文の箇所でここにChromeやLondonという単語は勇者部のサイトには入らないはずだ。
h1タグ内がJavaScript~、content内がA Chrome ~ London、以上の2つの条件に一致するサイトは1つしかない。js-fireworksというサイトだ。ソースコードも一致するため間違いない。
js-fireworks(閉鎖されました)
Blu-rayでもソースコードは未修正
2014年12月16日(火)に発売された第1巻の1話を確認したがソースコードはTV版と同じで修正されなかったようだ。付属しているブックレットにもそのまま掲載されている。
勇者部のサイトは実在する
第4話に勇者部のサイトのURLが表示されているシーンがあったためiPhoneでアクセスしてみたところ実際のサイトが表示された。
http://yushabu.jp/
サイトの依頼受付やリクエストボタン部分は公式ラジオのリンクになっており、おたよりが送信できるようになっている。ランディングページ的な役割も担っている実用的なサイトだ。
しかし、スマートフォン用のサイトは存在しないようなのでこれだと第1話の携帯からもアクセスできるようにモバイル版も作りますという発言と食い違うような。
いや、そもそも勇者部ってなんだよ!という人はニコニコ動画で1話が無料で配信されているのでこちらでご視聴ください。