会社でGoogle日本語入力を使うならサジェストは無効にするべし

Google日本語入力とは

Google日本語入力とはGoogleが提供する日本語入力システム(IME)の1つです。

以下の特徴があり、予測変換の精度が高いため、OSのデフォルトのIMEではなくGoogle日本語入力を使用している人がたくさんいます。

  • 大量のWebデータを元にしており、変換制度が高い。
  • 最新の流行語や地名、人名など、豊富な語彙を持っている。
  • Googleアカウントを使用することで、複数のデバイス間で辞書や設定を同期できる。

便利なIMEですが、入力途中で入力候補を表示させる「サジェスト機能」で予期しない言葉が表示されることがあるので、会社(ビジネス)で使用する際は注意が必要です。

サジェスト機能とは

Google日本語入力のサジェスト機能とは、ユーザーが文字を入力する際に、入力途中で適切な候補を自動的に表示する機能です。

これにより入力の効率を高めて、タイピングの手間を減らすことができますが、例えば「パパ」の入力途中に「パパ活」、「エンコード」の入力途中に「援交」が候補として表示される可能性があります。

最近はZoomやGoogle MeetsなどのWeb会議サービスの画面共有機能をミーティングで使用する方が多いと思いますが、画面共有中にテキストを入力する際に上図のようなサジェストが表示されてしまうと、社内で変なウワサが立つおそれがあります。

過去に入力していなければサジェストとして候補に表示される可能性は低いですが、例えばSNSなどで「大久保公園でパパ活(援交)が問題になっている」などと書いたとします。

すると、Google日本語入力は単語をサジェスト機能の候補として記録してしまいます。

サジェストの履歴を削除する方法

Google日本語のサジェストの履歴を削除するには、Macの場合はメニューバーのGoogle日本語入力から「環境設定...」を選択します。

※ Windowsの場合は言語バーの[ツール]ボタンをクリック、[プロパティ]を選択します。

Google日本語入力 環境設定

環境設定の「サジェスト」タブを表示して「全入力履歴を削除」をクリックします。

しかし、今後も画面共有中にテキストを入力している際に、問題のある用語がサジェストに表示されないようにしたほうがビジネス利用の場合は好ましいです。

そのため、「入力履歴からのサジェスト自動表示を有効にする」をオフにして、適用ボタンを押して、今後は入力履歴からのサジェスト自動表示がされないようにしたほうが良いでしょう。