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Excelにはない便利な関数
GoogleスプレッドシートとExcelの関数には互換性がある関数が多く、例えばSUM, IF, COUNTAなどのExcelでよく使用される関数はGoogleスプレッドシートでも利用できる。
しかし、すべての関数に互換性があるわけではなく、Googleスプレッドシートのみで使用できる関数というものも存在している。
Googleスプレッドシートのみで使用可能な関数には便利なものが多く、全部で12個しか存在しないため、すべて覚えておいて損はないだろう。
IMAGE関数
セルに画像を挿入する。サイズも変更可能。
=IMAGE("https://iwb.jp/iwbjp.png")
IMPORTXML関数
さまざまな種類の構造化データからデータをインポート。
=IMPORTXML("https://iwb.jp/", "//a/@href")
と入力すれば該当URLのaタグのhrefをすべて取得して表示できる。
IMPORTHTML関数
HTMLページ内の表やリストからデータをインポート。
=IMPORTHTML("https://iwb.jp/os-android-vulnerability/","table",1)
と入力すれば該当URLのtableタグのデータを取得して表示できる。
IMPORTFEED関数
RSS・Atomフィードをインポート。
=IMPORTFEED("https://iwb.jp/feed/")
IMPORTDATA関数
.csvまたは.tsv形式でインポート。
=IMPORTDATA("http://www.census.gov/2010census/csv/pop_change.csv")
QUERY関数
Google Visualization API のクエリ言語を使用して、データ全体に対するクエリを実行する。
=QUERY(A1:C2,"select avg(A) pivot B")
GOOGLETRANSLATE関数
セル内のテキストを翻訳する。
=GOOGLETRANSLATE(A2)
と入力すればセルA2の言語を日本語に翻訳できる。
日本語から日本語以外の言語に翻訳する場合は2文字の言語コードの指定が必要。
=GOOGLETRANSLATE(A2, 'ja', 'en')
Google公式ドキュメントGOOGLETRANSLATE関数
GOOGLEFINANCE関数
Google Financeから株価などの証券情報が取得できる。
=GOOGLEFINANCE("GOOG", "name") & "の株価" =GOOGLEFINANCE("GOOG", "price")
ただし、日本株は取得できないため日本株の場合はYahoo!ファイナンスからIMPORTXML関数を使用して取得する。
=IMPORTXML("http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/history/?code=7203","//th[@class='symbol']") & "の株価"
=IMPORTXML("http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/history/?code=7203","//td[@class='stoksPrice']")
DETECTLANGUAGE関数
言語を識別する。=DETECTLANGUAGE("Bonjour")は"fr"を返す。
=DETECTLANGUAGE("Bonjour")
Google公式ドキュメント DETECTLANGUAGE関数
ARRAYFORMULA関数
配列数式から返された値を複数にして返す。
=ARRAYFORMULA(A1:C1+A2:C2)
SPARKLINE関数
配列数式から返された値を複数にして返す。
=SPARKLINE(A1:C1+A2:C2)
IMPORTRANGE関数
指定したスプレッドシートからセルの範囲を読み込む。
=IMPORTRANGE("https://docs.google.com/spreadsheets/d/1WZe1HjwRzDM5wYpCR3bObGV-eJQA0rcN0yQQLIRQZIA", "シート1!A1:C4")