Googleフォームでお問い合わせページを作成するのはデメリットが多い

お問い合わせページをGoogleフォームのはダメ

企業サイトでお問い合わせページを「とりあえずGoogleフォームで済ませる」ケースは少なくありません。

Googleフォームだと容易に作成できて、Googleスプレッドシートとの自動連携もできるなどのメリットがあります。

しかし、お問い合わせページをGoogleフォームで作成するのはデメリットのほうが多いです。

Googleフォームのお問い合わせページのデメリット

ロボットによるスパムを防止できない

標準のロボット対策(reCAPTCHA)のカスタマイズができないため、ロボットによるスパムを十分に防止できません。

ファイルのアップロードにはログインが必要

Googleフォームではファイルのアップロードを許可すると、回答するにはGoogleのログインが必須になります。

よって、Googleアカウントを持っていないユーザーは添付ファイルを追加して送信できません。

ファイルの添付が必須のお問い合わせフォームだと特に問題になりやすいです。

Googleフォームにファイルのアップロードがある場合は回答するにはGoogleへのログインが必須になる。

Googleフォームへの依存によるリスク

Googleフォームでの障害発生時や仕様変更時に自社でコントロールできません。

自社のWebサイトは閲覧可能だが、お問い合わせフォームだけ閲覧できないのは運用上のリスクが大きいです。

デザインおよび機能の制限

Googleフォームでお問い合わせページを作成すると自由にページを作成できないため、デザインおよび機能が制限されます。

Googleフォームは入力欄を1つずつに設定する仕様なので姓名を「姓: □ 名: □」のように2つの入力欄へ分けて入力できないなどの制限により、入力しにくいフォームになります。

現在のGoogle Chromeでは「姓: □ 名: □」およびフリガナを自動入力する機能がありますが、Googleフォームで作成したお問い合わせページでは姓名の自動入力機能が使えません。

Googleフォームだと氏名を2列に分割して表示できない

ちなみに氏名を分けずに入力させると、例えば「藤木奈子」のように「藤 木奈子」なのか「藤木 奈子」なのか、氏名の境目が判別しにくくなるケースが発生します。

質問の柔軟な条件分岐ができない

Googleフォームでは柔軟な条件分岐が難しいです。

セクション機能で選択肢(ラジオボタン / プルダウン)ごとに遷移先セクションを変えることはできますが、ANDやORを使用した複数条件の組み合わせや複数質問をまたいだ条件分岐(例: Q1とQ2の回答を組み合わせて分岐)はできません。

サンクスページの制限

Googleフォームでは送信後に独自のWebページへリダイレクトできません。

そのため、送信後にWebページからの離脱率を高めてしまいます。

自社ドメイン使用不可

URLは常にGoogleのもの(https://docs.google.com/forms/〜)になるため、自社のWebサイトとはドメインが異なってしまいます。

また、Google検索でお問い合わせページを検索した際に、上位に表示されにくくなるという問題もあります。

GoogleフォームのURL

偽サイトが簡単に作れてしまう

Googleフォームを使って「本物のサービスや企業を装った偽の問い合わせ・入力画面(フィッシングサイト)」を作ることは非常に簡単であり、実際に悪用する詐欺グループが急増しています。

Googleフォームでは専門知識がなくても、企業のロゴ画像を挿入したり色合いを似せたりするだけで、それらしい偽フォームが完成します。

GoogleフォームのURLは常に「https://docs.google.com/forms/〜」なので、セキュリティソフトやブラウザの「不審なサイトのブロック機能」をすり抜けてしまい、利用者もURLから偽サイトだと判別できなくなります。

まとめ

Googleフォームを使えば無料で誰でも簡単にお問い合わせページを作れます。

しかし、デザインや機能のカスタマイズ性に限界があるほか、近年では「Googleフォームを悪用した偽サイト(フィッシング詐欺)」が急増しているという背景もあります。

Googleフォームのお問い合わせページに関する複数のデメリットを記載しましたが、「偽サイトが簡単に作れてしまう」は致命的な問題で、企業の信頼性を大きく損なうリスクがあります。

手軽さというメリットはあるものの、偽サイトに悪用されやすいといったリスクのほうが大きいため、自社のWebサイトがドメインも含めて存在するのであれば、お問い合わせページも自社のドメインで作成することを推奨します。