
短縮URLサービスについて
URL短縮サービスとは長い文字列のURLを短く変換するサービス。
goo.glやbit.lyなどが有名。
短縮URLサービスを使用するデメリット
短縮URLサービスは便利だがURLの語尾に+記号を付けると、アクセス数などが第三者などに知られてしまうため、ビジネスで使用するのは好ましくない。
自社のサイト内に短縮URL生成ページを作成
自社のサイト内に短縮URL生成ページを作成すれば第三者などに短縮URLのアクセス数などを知られてしまう心配はなくなる。
短縮URL生成ページを作成すると作るのに時間がかかると思う人が多いと思うが、MilkCocoaを使用すれば3分くらいで作成できる。
MilkCocoaとは
Milkcocoaは、IoTデバイス・スマートフォン・PC間で簡単にリアルタイムなデータのやり取りが出来るようになるクラウドプラットフォームです。
以上のように公式サイトに書かれている。
簡単に言うとJavaScriptだけで利用できる簡易データベース(MySQL)のようなものだ。
Milkcocoaの公式サイトでアカウントを作成するとデータを保存したりする場所を使用できるようになる。(データストア)
コーディング手順
まず短縮URL、短縮URLの遷移先URL、短縮URL登録ボタン、結果を表示する場所をHTMLで書く。
<table> <tr> <td>iwb.jp/b?</td> <td><input type="text" value="" id="val"></td> </tr> <tr> <td>遷移先URL</td> <td><input type="url" value="" id="url"></td> </tr> </table> <p> <button id="b">短縮URL登録</button> </p> <p id="r"></p>
次にデータのやり取りをするJavaScriptを記述する。
まず最初にMilkcocoaを使えるようにmilkcocoa.jsとnew MilkCocoa('ID')を読み込む。
IDの部分はアカウントによって異なる。
// <script src="https://cdn.mlkcca.com/v0.6.0/milkcocoa.js"></script> const milkcocoa = new MilkCocoa('vuejcx8418w.mlkcca.com');
次にURLの?以降のパラメーターの取得やMilkcocoaのデータを取得するコードを追加する。
const ds = milkcocoa.dataStore('urls'); const b = document.getElementById('b'); const c = document.getElementById('c'); const r = document.getElementById('r'); const p = location.search.substring(1); let datas; milkcocoa.dataStore('urls').stream().next((err, data) => { datas = data.filter(x => x.value.val); datas.forEach(x => { if (x.value.val === p) { location.href = x.value.url } }); });
次に登録ボタンを押したらMilkcocoaにデータを登録する処理と追加する。
// 登録ボタンを押したら登録 b.addEventListener('click', () => { const val = document.getElementById('val').value; const url = document.getElementById('url').value; if (!val || !url) return; // 登録済みの短縮URLは処理を中断 if (datas.find(x => x.value.val === val)) { r.textContent = 'この短縮URLは登録済みです。'; return; } // 短縮URLを登録 ds.push({val: val, url: url}); r.innerHTML = `<pre>短縮URLを登録しました。 iwb.jp/b?${val} ↓ ${url}</pre>`; // 最新のデータに更新 milkcocoa.dataStore('urls').stream().next((err, data) => { datas = data.filter(x => x.value.val); }); });
以上の手順で簡単にMilkCocoaを使用した短縮URLサイトを作成することができる。
例えばhttps://iwb.jp/b?svgからhttps://iwb.jp/svg-file-how-to-use/に遷移したい場合は下図のよう登録する。