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寿司はOSによって表示が異なる
あなたのデバイスでは寿司の絵文字がどのように表示されていますか?
ある日、知り合いから寿司を食べに行こうという連絡があったのだが文章内にあった絵文字がWindowsのFirefoxで確認したらタマゴの海苔巻きになっていた。
(なぜ中に入っているタマゴの形が三角形なのだろう。普通は四角か丸で表現するような)
相手の使用しているデバイスはMacまたはiPhoneなのだがiOSだとマグロの寿司の絵文字になるためiOSとWindowsとでは寿司の絵文字に温度差が出る。(ちなみにAndroidだとタマゴとマグロの寿司のセットが表示される)
(絵文字) 高級寿司を食べに行こう
と書いても絵文字がタマゴの海苔巻きだと安っぽくなってしまう。
まあ何が言いたいかというとUnicode絵文字は相手のOSやデバイスなどによって表示が異なるので同じ環境の相手以外には使用するのは控えたほうが良いという話。
ガラケー時代にも似たようなことがあったが時代は繰り返すのか。
Windows 10からChromeとFirefoxの寿司の絵文字が変更に
Windows 8まではタマゴの海苔巻きだったが「寿司に見えない」と意見が多かったためWindows 10からはマグロとわさびが大量に入った寿司カリフォルニアロールが表示されるようになった。
Android 4は白黒、Android 5以降はカラー
Android 4は白黒のため寿司に見えず、黒板消しなどと揶揄されることがあったがAndroid 5以降はカラーになり寿司と認識できるようになった。
しかし、せっかくカラーになったのに問題が発生する。
Android 5の絵文字は大きいfont-sizeがCSSで指定されると表示されなくなってしまうのだ。
例えばこちらのサンプルは上はfont-size: 50px、下はfont-size: 100pxを指定しているのだがAndroid 5では表示できなくなっている。
iOS 9ではfont-sizeが効かない
iOS 9だと寿司の絵文字にfont-sizeが効かないため小さいサイズでしか表示できない。
さすがにAppleもこれはまずいと思ったのかiOS 10からはfont-sizeを指定することで大きさが変更できるよう修正された。
WordPressでの絵文字の表示
先に述べたようにUnicode絵文字は環境により表示が異なったり、そもそも表示されない場合があるためWordPressではWindowsのUnicode絵文字は画像に自動置換されてこのように画像で表示される。(あとTwitterとかも)
🍣 高級寿司を食べに行こう
Emoji Dataが確認できるサイト
下記のサイトでは各環境別の絵文字を確認できる。
(「おでん」とか「なると」もあるが外国人はわかるのだろうか)
Full Emoji Data
寿司の絵文字をクリックしてコピー
寿司の絵文字を簡単に利用したいのであればClick Emojiというサイトがおすすめ。
検索フォームに「sushi」と入力すると寿司の絵文字が表示されるので、あとは絵文字をクリックするだけでクリップボードにコピーされるのでペーストするだけ。
追記:Windows 10 Edgeの絵文字
この記事を投稿したのは1年半前の2015年の4月、この追記を書いているのは2016年の10月。
あれから1年半が経過し、Windowsは8から10に進化してブラウザも最新のMicrosoft Edge 14を搭載するようになった。
Windows 8のIE11で閲覧したときは白黒の ←このようなダサい絵文字だったが最新のブラウザではカラーできれいに表示されているはず。
そう思いWindows 10 Microsoft Edge 14で確認したところ…
「・・・・・・・・・」
さらに追記:Edge 15では修正済み
Windows 10 Microsoft Edge 15で確認したところ「寿司」が表示されていた。
この記事を見たMicrosoftの中の人が修正してくれたのかもしれない。