IE11からMicrosoft Edgeを使用するよう促してはいけない

2022年6月16日にIE11 サポート終了

2022年6月16日(日本時間)にIE11のサポートが終了するため、IE11でアクセスするとEdgeに自動リダイレクトされたり、「IE11はサポート終了するため、Microsoft Edgeをインストールしてください」というメッセージが表示されるWebサイトが多くなってきている。

ただ、「Microsoft Edgeをインストールしてください」というメッセージを単純に出すのはEdgeをインストールできないケースがあるのでやめたほうが良い。

Edgeが使用できるOSについて

Microsoft EdgeはWindowsであればインストールできると思われがちだが、実際はWindows 7以上でなければインストールできない。

よって、Windows XPやWindows Vistaなどは「Microsoft Edgeをインストールしてください」と出してもインストールすることはできない。

そのため、「Google Chromeをインストールしてください」と表示させるか、Windows 7以上はEdgeでVista以下はChromeをインストールするよう促す文言を表示させるほうが好ましい。

Windows Vista以下のときに文言を変えたい場合のJavaScriptの条件分岐のコードは以下の通り。

以下の条件でinnerHTMLなどを使用して文言を変更すると良いだろう。

var ua = navigator.userAgent
var isWindowsVista = ua.match(/Win(dows )?NT 6\.0/)
var isLessThanWindowsXP = ua.match(/Win(dows )?(NT 5\.\d|XP|98)/)

if (isWindowsVista || isLessThanWindowsXP) {
  console.log("VistaまたはXP以下のOS")
}