現在はCSSのtransformプロパティを使用しなくて良い

transformプロパティとは

CSSのtransformプロパティとは、HTML要素に対して、回転、拡大縮小、移動などの変形を適用するために使用されます。

回転(rotate)

要素を特定の角度で回転させます。

.box-rotate {
  transform: rotate(30deg);
}

拡大・拡小(scale)

要素のサイズを変更します。

幅を0.5倍、高さを0.2倍にする場合は以下の通り。

.box-scale {
  transform: scale(0.5, 0.2);
}

移動(translate)

要素を水平または垂直方向に移動させます。

translate(50px, 20px)は要素を右に50ピクセル、下に20ピクセル移動させます。

.box-translate {
  transform: translate(50px, 20px);
}

transformプロパティは必要?

現在のモダンブラウザはtransformプロパティを使用しなくても、直接rotate、scale、translateをプロパティとして使用できます。

.box-properties {
  rotate: 30deg;
  scale: 0.5 0.2;
  translate: 50px 20px;
}

transformを使用しない書き方の方が短く簡潔に書けますし、transformとtranslateのどちらか混同して間違える可能性が低くなります。

2023年の時点ではブラウザの対応バージョンの都合上、積極的には使えませんでしたが、2024年現在ではほとんどのユーザーのブラウザで対応可能となっているため、使用しても問題ないでしょう。

CSSのscaleプロパティの対応ブラウザ一覧
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