
コピー不可テキストをコピー
Webサイトを閲覧しているとテキスト部分をドラッグしてもコピーできないサイトをたまに見かける。
このようなテキストがコピー不可のWebサイトでテキストをコピーするには3つの手法がある。
1. JavaScriptを無効にする
主に古いWebサイトではJavaScriptを使用してテキストのコピーを無効化していることが多い。
そのため、JavaScriptをオフにすればテキストをコピーできるようになるのだがJavaScriptを無効化してしまうとWebサイトの機能や表示に影響が出ることがある。
Chrome拡張機能 ScriptSafeをインストールすれば必要のないJavaScriptだけを読み込まないようにしてテキストをコピーできるようになる。
2. CSSのuser-selectを無効にする
WebサイトによってはJavaScriptではなくCSSのuser-selectを使用してテキストのコピーを無効化していることがある。
例: うたまっぷ
このようなサイトではChromeのメニューの表示=>開発/管理=>デベロッパーツールからConsoleを開き、下記のコードを貼り付けてEnterキーで実行するとCSSのuser-selectを無効化することでテキストがコピーできるようになる。
var css = '* { user-select: auto !important; }'; var head = document.head || document.getElementsByTagName('head')[0]; var style = document.createElement('style'); head.appendChild(style); style.appendChild(document.createTextNode(css));
毎回上記コードをConsoleから入力するのが手間であればChrome拡張機能のStylusをインストールして下記のコードをユーザースタイルとして使用する。
* { user-select: auto !important; }
手順はインストール後にツールバーのStylusアイコンをクリックして「管理」を選択後、「新スタイルを作成」を押してスタイルを貼り付けて保存する。
3. 画像をOCRでテキスト化する
1, 2 とは異なり、テキストが画像でコピーできない場合はGoogleドキュメントを利用して画像をOCRでテキスト化してからコピーする。
例えば下図の画像をダウンロードしてGoogleドライブにアップロードする。
アップロードした画像ファイルをGoogleドライブ上で右クリックしてアプリで開く => Googleドキュメントを選択すれば、画像のテキスト部分がOCR(文字読み取り機能)でテキスト化されてドラッグしてコピーできるようになる。
この手法であれば1, 2 でテキストがコピーできなかったときでも、スクリーンキャプチャで保存してOCRでテキスト化すればコピーが可能になる。