ChatGPTが日本で一般の人には流行らない5つの理由

ChatGPTが一般の人には流行らない?

最近はニュースやネットなどでChatGPTに関する情報を目にすることが多い。

ChatGPTはOpenAIが2022年11月にリリースした対話に特化した言語モデルであり、Webサービスとしても提供されています。

ChatGPTは自然な文章を生成できて、人間との対話に近い感覚を味わうことができるため人気があります。

便利なWebサービスですが、利用しているのはIT業界の人間などリテラシーが高い人が多く、リテラシーの低い人にはあまり利用されていない傾向があります。

この記事ではChatGPTが日本で一般の人には流行らない5つの理由をまとめてみました。

1. アカウント作成が必要

Googleなどの検索エンジンはアカウントがなくても利用できますが、ChatGPTはアカウントがなくては利用できません。

ChatGPTのアカウントはWebサイトにアクセスしてアカウントを作成するだけで実質無料で利用できますが、日本語表示はできません。

リテラシーが低い人だと英語のみという点も障壁になりやすい。

ちなみにトップページは英語表示のみですが、ChatGPTへの質問は日本語でもできます。

2. 活用するためには知識が必要

ChatGPTを活用して目的の答えを得るためには使いこなすための知識が必要です。

例えばGoogle検索の場合はフレーズ検索、site:検索、NOT検索などを利用することで、目的の内容のWebページを見つけやすくなります。

ChatGPTにもフレーズ検索、site:検索、NOT検索に該当するようなテクニックがあり、これらを知っているかどうかで、目的の答えを得られる可能性が高くなります。

Googleなら検索オプションのページがあるので、フレーズ検索、site:検索、NOT検索などを知らない初心者の方でも検索しやすい。

Googleの検索オプションページ

ChatGPTだとそのようなオプションのページがないので初心者が扱いにくい一因のひとつになっている。

3. 画像を認識および表示できない

ChatGPT (GPT-3.5) は画像を認識および表示できないので、テキストベースだとどうしても回答が正しかったとしてもわかりづらくなってしまう。

Google画像検索で画像をアップロードすれば何の画像なのかなども教えてくれるので、現時点のChatGPTは画像を調べることに関しては大きく劣る。

4. 人工知能だが回答できない質問が多い

ChatGPTは人工知能による自然言語処理に基づく対話システムですが、対話のための情報はインターネット上から取得しているので、現在から未来に関する回答はできません。

また、以下の内容に関する質問も回答できない仕様になっています。

  • 個人的な意見や見解について
  • 法律に反する行為について
  • 倫理に反する内容
  • 機密情報を含む内容
  • 性的な内容
  • etc.

5. 無料だと性能が低い

Chat GPTで無料で使用可能なのは性能の低いGPT-3.5となっており、性能の高いGPT-4は有料になっている。

また、無料の場合は使用期限があるため、期限を過ぎても利用し続けるには有料版に切り替える必要があるため、今後は一般の利用者数は必然的に減少していくことになる。

ちなみにChat GPTが無料枠でいつまで使用可能かはOpenAIのUsageのページ内のFree trial usageで確認できます。

OpenAIのUsageのページ内のFree trial usage

https://platform.openai.com/account/usage

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