ChromeでWebサイトのCSSやJavaScriptをローカルのファイルで上書きする方法

ローカルファイルで上書きして確認

Webサイトを制作しているとCSSやJavaScriptを部分的に変更して表示を確認したいことがよくある。

開発環境(ステージング)などであれば気軽に試せるが、本番環境だとGit、Jenkins、承認などの過程が必要なため、気軽に試せないことが多い。

そんなときはChromeのSourcesタブのOverridesからローカルのファイルで上書き保存して確認する方法がある。

ローカルファイルで上書きする手順

ローカルファイルで上書きするためのサンプルを用意したのでまずはこちらを見ていただきたい。

サンプル

サンプルではh1が赤、その下に10/20のような日付が入っているため、これをh1を青、日付を10月20日の表記に変更する。
ChromeでWebサイトのCSSやJavaScriptをローカルのファイルで上書きするサンプル

まず、デベロッパーツールのElementsタブを開く。この状態からh1のredをblueにしても青にできるが、更新すると赤に戻ってしまう。

とりあえずindex.cssの部分をクリックする。

Elementsタブのindex.cssの部分をクリック

index.cssの部分をクリックするとSourcesに切り替わるので、ここで青にして保存。Sourcesタブのindex.cssの部分をクリックするとSourcesに切り替わるので、ここで青にして保存

OverridesのEnabled Local Overridesのチェックがオンになっていればローカルファイルで上書きされる。
OverridesのEnabled Local Overridesのチェックがオンになっていればローカルファイルで上書きされる

変更した箇所の差分はChangesタブから確認可能。
Overridesの変更した箇所の差分はChangesタブから確認可能

ローカルファイルが入っているフォルダは右クリックでOpen folderを選択すれば開ける。
ローカルファイルが入っているフォルダは右クリックでOpen folderを選択すれば開ける

JavaScriptファイルも修正してローカルファイルで保存すれば同様に修正内容が反映される。
JavaScriptファイルも修正してローカルファイルで保存すれば同様に修正内容が反映される

Chromeでページ更新しても修正した箇所を反映したままにしたい場合や、ローカルファイルで保存してエディタで編集したいときに重宝するだろう。